第1章 新撰組

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原田左之助------- 新撰組十番隊組長、種田流槍術の使い手。免許皆伝、槍の名手 短期な性格で昔、上官武士と喧嘩をし、切腹をはかる 傷が浅かった為に一命は取り留めたが、腹に一文字の傷が残った その傷から『死損ね左之助』と隊内であだ名されている 長身でなかなかの美男子である 「俺もまぜろっ!!」 「ぐぁっ!?左之さん!潰れる~っ」 「左之っ!テメェ、暑っ苦しい!!」 原田、藤堂、永倉---この三名、仲が良く常に一緒に居る 馬鹿なことばかりやっているのでまとめて『三馬鹿』などと称されていた 「~~~っ!でいっっ」 バシッ 「がはっ!…いってぇ~。ちょ、新八マジで殴んなよ~」 殴られた頭を擦りながら涙目で訴える 平助は左之の手から逃れられたことにホッとした 「テメェはいっつも…くっつくなって言ってんだろが! 何が悲しくて男に抱きつかれなんなきゃいけねぇんだよ」 「新八~、そんなつれねぇこと言うなよ~。俺とお前等の仲じゃねぇか、なぁ平助」 「僕はそんな仲は要らないよ…巡察終わったとこだし着替えてくるね」 平助は二人をほってさっさとあるきだした 後ろで左之さんがなにか叫んでるけど、ほっとこ …はぁ、なんであんなのが巷でもてるんだろ 世の女子は目が悪いんじゃないだろうか… いや、でも左之さん顔だけはいいよなぁ 僕も二人みたいに背があれば… 藤堂平助、現在の悩みは『背が低い』こと 新八、左之と並べばその低さは余計に際立つ
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