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ため息をつきながら部屋に入れば
「巡察、ご苦労だったな。その顔…今日も変わりなしか」
「ああ、うん。ただいま、ハジメくん。代わりなしだけど、さっきそこで左之さんに絡まれちゃって…」
羽織を脱ぎながらははっ、と苦笑いする
そんな平助の様子にハジメも「あぁ…」と納得だ
斉藤一-------
新撰組三番隊組長、撃剣師範。無外流、剣士としては珍しい左利き
19歳のとき、旗本と口論の末斬り殺してしまう。これによって『山口』から『斉藤』に改名
冷静沈着で物事を客観的に見ることができ、土方からの信頼も厚い
目つき鋭く、長身の為に近付きがたい雰囲気がある
「やはり倒幕派は姿を見せないか」
「そうだね…雑魚ばっかりだったよ」
「そうか…」
そう言うとハジメは再び持っていた書物に視線を落とした
平助は斉藤の性格を把握しているのか、その無愛想な態度を気にも留めない
着替えが終われば平助は再び先程の二人の下へ向かった------・・・
「入るよ~・・・って。昼間っから何やってんだよ」
「お!来たな、平助。いいから見てみろよ~」
「こっち来いよ、すんげ~から」
ニヤニヤしながら左之と新八は手招きする
そんな姿にため息がでた
「まったく・・・明るいうちから春画見てるのなんて二人ぐらいだよ」
やれやれ、と少し離れた場所に横になった
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