第7章  天然発動

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「………ふふっ」 朝餉を食べながら平助は以前の藍とのやり取りを思い出す 自然と笑みが零れた 「……気持ちわりぃな、急に笑い出しやがって」 右隣に座っていた新八がポロリ、とメザシを落とす 左隣の左之は突然の笑いに寒気が走った 「なんか変なモンでも食ったか 顔までニヤけて気色のわりぃ…」 「あぁ…ごめん、ごめん って、左之さん気色悪いって酷いっ」 ベシッ 左之の腕を叩くが、その強靭な筋肉で平助の平手など効く筈もなく… 「ははっ、なんだその蚊が止まったような叩き方は」 むしろ馬鹿にされてしまった
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