第1話

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すると同時に涙が溢れて来た… 明「強くなりたい?」 明「強くなりたいんだ?」 母さん「どうして?」 明「今日も殴られた!何でだ!俺が弱いからか?ボクシングや空手をヤってないからか?もしそうなら!絶対龍や淳より強くなってやりたい?」 母さん「…」 父さん「強くなったら、その分優しく ならなきゃ行けないんだぞ?出来るのか?」 明「出来る?」 父さん「分かった。父さんの知り合いに頼んでやる。」 母さん「父さん…」 父さん「母さん。明が決めたんだ。 応援しよう。」 母さん「…分かったわ」 …… 一週間ほどしたころ。 父さんに連れられて、山奥にある、 ボロボロの道場に連れてこられた。 明「きったねぇ。ボロボロじゃん…」 父さん「…」 明「ねぇ」 父さん「まってろ」 多分、道場主に話しをしてるんだろう。 長く待たされた。 その後、ひょろひょろの爺さんと父さんが 一緒に来た時はすごくがっかりした。 明(強くなれんのかな…) 父さん「じゃあな。また、明後日。」 明「は?」 父さん「明後日迎えにくるからな。」 明「ちょ…」 ブゥン! 車は遠ざかって行った… 振り向くとひょろひょろ爺さんが、 ニヤッとしていた…
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