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自分の教室に戻ると、裕人がいそいそと寄ってきた。
「どうだった。連絡先聞けたー?」
「ダメでしたー。」
憂がそういうと、わざとらしく裕人は目を見開いた。
「えっ、お前にもそんなことあんのかよ」
「まぁな、でももっと興味出てきた。」
良く考えたら、なんて面白いやつなんだろう。
ちょっと苦労して手に入れるのも、悪くないな。
そういえば…
「あの子ピアス開けてたね。」
「えっまじ!?」
裕人はかなり驚いた様子を見せた。
「あんなに真面目なのに?!
大人しそうで茶髪とか、ピアスとか、結構派手だな。」
「そう、それは俺も思ったんだよ。」
似合ってるからいいんだけど、一応校則違反だから、先生に呼び出されたりしてるんだろうな。
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