1話 ~はじまりと家族~

5/5
前へ
/69ページ
次へ
「ふむ。まぁ・・・軽い貧血だろう。蒼空・・・おまえもしかしなくても、階段使ってここに来ただろう?」  蒼空の体がビクリと反応した。それを見た藤岡は溜息をついた。 「まったく・・・元気なのはいいが、ちゃんと自分の体は大事にしなさい。後で苦しくなって辛いのは自分だぞ?」 「・・・・ごめんなさい。」 「まぁ、体の方は大丈夫そうだな。今度はちゃんと気をつけるんだぞ?」  藤岡は蒼空の頭をポンポンと優しく叩いた。
/69ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加