始まり

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このまま寝ちゃおっかな…とか。 逃げだそうかな…とか。 いっぱい考えた。 全部試そうとしても無理だった。 初めてのドキドキで。 早く迎え来てくれないかなぁ…って。 初めてこんな気持ちになった。 ----ピーンポーン…--- 「わわわわっ!!」 水谷さんかなって。ドキドキしながらドアを開けた。 「お、早いじゃん。」 「い、い…いや…さっき起きたばっかり…だし…」 ビンゴ。水谷さんだった。 (本当は嘘。ずっと前から起きてたっつーの。)
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