第1話

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ああ…… よく来たね。 いやいや、初めましてで合ってるよ。 君が僕を知らなくても、僕は君をよ~く知ってるよ。 フフフ… ごめん、ごめん。 怖がらないで大丈夫。 何。 簡単なことだ。 命じられているからだよ。 君を監視しているようにね。 え? 誰にって? そんなことどうでもいいじゃないか。 知ったところで関係ない。 いつも監視してるのか? 当たり前じゃないか。 それが僕の使命だし、存在意義だ。 そうそう。 お風呂の時も。 ハハハ! 恥ずかしがらなくても、君が小さいときから見てるんだから、気にしなくて大丈夫。 確かに、君は気になるかもね…… まぁ… それも…… 君の「選択」次第だけどね。
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