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セレス「『理解』と、『分解』と、『再構築』だね?」
ディム「そうだ・…………例えば、何処にでも有る、只の小石だって、錬金術に掛かれば…………ほら」
ディムは、小石を宝石に変えて、セレスの眼前に差し出した……………
セレス「わぁ~、ディム爺ちゃん、凄ぉい」
ディム「セレス君も、このぐらい直ぐ出来る様になるよ………おや、セレス君………その『本』と『腕輪』は、どうしたんだい?」
セレス「あ……その…………これは、神様がくれたの……んと…………『レプリカ』って、言うんだって…………でも、何か解らないけど、この本を持ってたら、何だか、何だって、出来そうだから、持ってるの……………」
ディム「セレス君、その本を少し見させて貰っても、良いかな?」
セレス「良いよ、はい」
ディム「セレス君?………………ページは全部、白紙だよ?」
セレス「あれ?…………おかしいな……………僕が見た時は、うわ~ってなるぐらい、全部のページに、文字や魔術陣が書き込んであったのに…………」
ディム「セレス君、この本は、きっと君だけしか読めないんだよ………………だから、気にしなくて良いよ………………ごめんね、この本は、返しておくよ」
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