参幕 ヒトリの夜

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サリア「セレス、本当に行くの?」 セレス「うん、ごめんなさい、母上様……僕、一度きりの人生を後悔したくないんだ」 ノクス「そうか………じゃあ、これは、俺達からの餞別だ」 サリアは、セレスに巾着袋を渡した セレス「父上様………母上様…………ありがとう………ございます」 ディム「セレス君……もう、会えなくなる訳じゃないんだし……湿っぽいのは無しにしよう………」 ルト「気を付けて行くのよ………セレス君」 セレス「はい、それでは…………………行ってまいります………『ランダム転移』!!」 シュパッ!! マース「行ってしまったか…………」 シルビア「あの子は………人生の荒波に漕ぎ出して行ったのね」 ディム「きっと、セレスなら大丈夫さ……………セレスは、窮地を脱する為の知恵も、それを実行するだけの力も併せ持っている」 ルト「セレスの行く先に、光明が有ります様に…………」        SIDE  セレス    セラニュクス王国・近郊の森 セレス「どうしてこうなった?」 「王国に立ち入るのならば、それ相応の金を出せ……でなけりゃ、さっさと帰れ!!」 セレス「………………やれやれ」
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