171人が本棚に入れています
本棚に追加
セレス「おじさん、いくら『温厚で、柔和』な『龍族』と言っても、さすがに、同族を……しかも、王女様を貶されては、黙っては居られませんよ」
サリア「……………」
ノクス「……………」
「どうしました?………突如静かになられて……………」
ノクス「後ろ………後ろ」
ベロリ………
魔族の執事の背中を這い回る、ザラザラした舌……………
セレス「ドラゴンさん、お仕置きは、ちょっと待って」
ノクスは、何処かに念話を繋いだ…………
???「どうしたのだ、ノクス?……突然、念話なんか寄越して」
ノクス「マース様、無能執事が種族間の確執になり得る、差別的発言をしました……で、今私達の傍には、龍族の青年が居ります、」
マース「『種族間の決まり事』だから仕方無い……処刑してもらえ」
ノクス「マース様、報告が後手に回ってしまい、恐縮ですが………つい先程、私達の子が産まれました」
マース「何ぃ!!!?………解った、直ぐ行く、待ってろ!!」
念話を切りました………
ノクス「待たせてごめんね、あ………それと、そこに居る無能執事が、王女様をバカな女呼ばわりしました………処刑は、そちらにお任せいたします」
最初のコメントを投稿しよう!