序幕 プロローグ

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セレス「おじさん、いくら『温厚で、柔和』な『龍族』と言っても、さすがに、同族を……しかも、王女様を貶されては、黙っては居られませんよ」 サリア「……………」 ノクス「……………」 「どうしました?………突如静かになられて……………」 ノクス「後ろ………後ろ」 ベロリ……… 魔族の執事の背中を這い回る、ザラザラした舌…………… セレス「ドラゴンさん、お仕置きは、ちょっと待って」 ノクスは、何処かに念話を繋いだ………… ???「どうしたのだ、ノクス?……突然、念話なんか寄越して」 ノクス「マース様、無能執事が種族間の確執になり得る、差別的発言をしました……で、今私達の傍には、龍族の青年が居ります、」 マース「『種族間の決まり事』だから仕方無い……処刑してもらえ」 ノクス「マース様、報告が後手に回ってしまい、恐縮ですが………つい先程、私達の子が産まれました」 マース「何ぃ!!!?………解った、直ぐ行く、待ってろ!!」     念話を切りました……… ノクス「待たせてごめんね、あ………それと、そこに居る無能執事が、王女様をバカな女呼ばわりしました………処刑は、そちらにお任せいたします」
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