プロローグ

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しばらく行くと,少し開けた所に出た。 小さな丸い広場の様な場所で, 真ん中に大きな木。 さっきの蝶々が木の近くに漂っている。 あたしはその木の大きく飛び出した根っこに腰を下ろす。 何処からか小川のせせらぎが聞こえてきた。 …素敵な所だなぁ... ふと,蝶々を見る。 ふわふわ…と飛んで, 木の小枝に一輪だけ咲いた黄色い花に止まっ… ・・・消えた!? あたしはびっくりして立ち上がり, その花へ手を伸ばした。              
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