訪問者

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“ここはフェアライガルテンって言って, フェアライたちの世界なの. フェアライって言うのは..そうね, あなたたちの言葉では[妖精]って言うのかしら? ここには色んなフェアライたちが住んでるわ. とても広い世界なのよ. まあ人間界には敵わないけれど.. でも, まだわたしは全てのフェアライに会えてないわ.. 大抵みんなフェアライ族ごとに暮らしてるから. そのくらい広いのよ. ここは人間界と何本かの道で繋がっているの. その1つが,さっき通って来た道. 他に,地球のフィンランド…だったかしら? そことかイギリス?とかに少し繋がっているはずよ. わたしはまだ行ったことが無いから分からないけれど.. わたしたちはね, しょっちゅうその道を通って 人間界で蜜をもらってくるの. それがわたしたちのエネルギー. あなたちが[蝶々]と呼んでいるものは 全部わたしたちなのよ. この世界はとても脆いの. 人間界のおかげで存在する世界なのよ. あなたには,よくわからないかもしれないけれど… だからわたしたちは,人間が大好きなの.” 声は,話し続けた.. “今回わたしたちがあなたを招待したのはね...
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