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貴女を初めて見たあの日から
幾つの夜が明けただろう
最後に貴女に逢った夜から
幾つの冬が来たのだろう
冬の終わりには貴女の誕生日が来ますね
目が覚める度
冬が来る度
貴女の誕生日が来る度
貴女の幸せを思う
二人で過ごした時間
二人で聴いていた歌
今でも時折耳にします
だけど僕は今もその歌の名は知らない
可笑しいね
貴女の言葉が心をよぎる
目を覚まして 私はこんな女なの
僕は気づいていましたよ
だけど
貴女の心はそれだけではなかったよね
貴女もそれを知っていた
だから
何が起ころうとも
僕は貴女を愛した
貴女に傍に居てほしかった
だけど
貴女に愛されたいと願う心よりも
貴女に幸せになってほしいと僕は望んだ
二度と逢うことはないけれど
貴女がその美しさを失おうとも
僕との思い出を忘れてしまおうとも
幾年月過ぎるとも
僕の命の終わりまで
貴女を愛す
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