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「今から食べればエエだろうが」
「運動直後の飲み食いは吸収が早いから、控えてんだよ」
「ああ言えば、こう言うやっちゃな……」
「あのぉ!!」
佐多と男の会話にマチルダが挙手をしながら割り込んで来た。
「あん?」
「アノですね……。マッチ、さぁぁっぱり!! 話が見えない訳ね!! 若ってなぁに? 親父って? 予定調和って? 説明!!」
一気にまくし立てるマチルダを見て、佐多が息を飲む。
「おい……光姫……。まさか……お前、またマチルダに説明してないのか?」
「や、その……だって大将!! この人に全て説明してここに連れて来たら、めんどくさいことになりそうだったんだもん!! わかるでしょ!!」
「今、めんどくさいことになってるじゃねぇか!!」
「じゃあ、どうすりゃ良かったんだよ!!」
「逆ギレすんな!! てか、俺に聞くな!!」
ギャアギャアと喚く佐多と光姫を見ながら、マチルダが微笑む。
「良いから、私にわかりやすく説明しやがれ、オッサンども」
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