プロローグ

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太陽と月は2つで1つ 自ら光り輝く太陽と太陽の光がなくては輝けない月 まるで私達のようだねって笑ったね キミは私が太陽で自分が月だと言ったけれど、私にとってはキミが太陽だったよ お互いが足りないものを補って 笑って、泣いて、この先何年も、何十年もそうやって隣にいてくれるんだって思ってたのに この世界からキミはいなくなった 私を残して なぜ気がついてあげられなかったんだろう キミが苦しみ、助けを求めていたのを その笑顔の下に、沢山の苦痛を隠していたことを 私はこの世界でただ一人の、キミの分身だったのに だから私が復讐してあげる キミを苦しめたすべてを
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