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「…し、原西。」
名前を呼ばれ意識が覚醒していく。
目を擦りながら顔あげると、目の前に呆れ顔の委員長の佐倉竜一が立っていた。
「いいんちょ。」
「やっと起きたな。もう放課後だぞ?」
「えっ、あ、ほんとだ。」
教室には委員長以外人っ子一人いない。
「ありがとう、委員長。」
これからアルバイトがあるため急いで鞄に、教科書類を詰め席を立った。
「親衛隊には気をつけろよ。」
(昼休みの事委員長も知ってるのか。)
「大丈夫だよ。委員長も気を付けてね、襲われないように。」
「それこそ大丈夫だ。逆に相手をぼこぼこにしてやるよ。」
「かっこいいね、じゃ、また明日。」
「じゃあな。」
噂で委員長は黒帯を持ってるとか聞いたことがあった。
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