108人が本棚に入れています
本棚に追加
「どういたしまして。ありがとうなんて言うの、本当あんたぐらいだよ。」
嬉しそうにおばちゃんがニカッと笑う。
「お礼を言うのは当たり前じゃないですか。」
「そうなんだけどね。あ、これおまけね。」
「いつもありがとうございます。」
手渡されたのは、あのプッチンプリン。このおばちゃんはいつも何かしらおまけをくれる。本当にありがたい。
「ありがとうございます、頂ます。」
プリンをサラダが乗ったトレーに乗せ、すぐ近くの席に座る。少しして隣に先輩が座るのを確認すると両手を合わせた。
「いただきます。」
箸を持ってサラダを口に運んでいく。突然目の前にスプーンを差し出された。
「あーん。」
そう言われると無意識に口を開いてしまい、スプーンを口の中に入れられる。
口の中に入った何かを食べるとチキンライスの味が口の中に広がった。
最初のコメントを投稿しよう！