第1話

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一瞬マリモと目が合ったような気がして、慌てて目をそらすが時既に遅し。 「あぁぁーーーーーー!!!」 大きな叫び声が食堂に響き渡った。 「最悪…。」 「おい!」 人を掻き分けてマリモが近づいてくる。今すぐここを離れたいが残念ながら、サラダを食べ終わっていない。 「なんで食堂に居るんだよ!友達だろ!?なら、誘えよ!!」 (だからいつ、俺はお前と友達になったんだ。つーか、なんで上から目線?死んでもお前なんか誘わねぇよ。) 「というか、名前!まだ聞いてない!!」 (あーもう、うるさい。) 「なんで俺の顔見ないんだよ!友達だろ、顔見て話そうぜ!!」 「俺はお前の友達になったつもりはないし、これからも友達になる事はない。だから二度と話しかけてくるな。」 「な、なんでそんな事言うんだよ!」
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