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「何すんだ、てめぇーーー!!!!」
マリモの叫び声とガッ!と人が殴られる音。次の瞬間には俺は椅子から落ち、誰かの下敷きになっていた。
「真人!?」
驚いたように先輩が立ち上がり、俺の名前を呼ぶ。
俺の上に乗っかていた人物がのそりと起き上った。早く退けよと思いながらその人の顔を見ると、さっきまでマリモにキスをしていた会長だった。
「お、お前!いきなり何すんだ!!」
「俺様を殴るなんて、ますます気に入った。」
(おい喋ってないで、まずは退けよ。)
そこでようやく会長が立ち上がったのだが、俺の顔を見て嘲笑した。
「はっ、クッションになったのは庶民だったか。俺様のクッションになれて庶民にはさぞ光栄だろうな?」
「だから、差別をするっ…。」
「いいんですよ、琉生。」
マリモの声を副会長が遮る。副会長の顔を見ると、会長と同じ顔をしていた。
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