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第一印象は、うるさいマリモヘッド。
「立木 琉生だ!よろしくな!」
6月という微妙な時期に転校してきたのは、見ただけでわかるモサっとしたカツラを被り、ビン底メガネをかけた奴だった。
(そんな大声で言わなくても聞こえてるし、クラス皆して奇声あげて本当うるさい…。)
そんな事を口に出すのも億劫で腕を枕に机に伏せた。
うとうとと意識が落ち始め、あと少しで寝れるという時、ガッと腕を掴まれた。眠りに入れず、腕を掴んだ奴を睨みつけるとそこには予想外の人物がいた。…立木 琉生がそこに居た
「…何。」
「具合悪いのか!?大丈夫か!?」
(そんな近くで大声出すんじゃねぇ…。うるせぇ。)
シカトし、また机に伏せようとした瞬間強い力で腕をさらに引っ張られ、あまりにも強い力にバランスを崩し椅子とともに床に倒れ込んだ。
「だ、大丈夫か!?やっぱり具合悪いんだろう!!俺が保健室に連れてってやる!俺はお前の友達だからな!!」
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