第1話

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「あぁ、そういえばクラスに転校生が来たんですけど。」 「理事長の甥っ子ね…。」 「そうなんですか?あいつはうるさすぎる…。刺激にもなんないです。平和な俺の世界を壊す邪魔者…。」 「邪魔って、すごい言われよう…。」 クスリと笑った顔は、何処かの王子様のように綺麗だった。 「会えば解りますよ。」 「ちょっと楽しみだなぁ…。なんか俺の顔についてる?」 先輩の笑顔に見惚れていると、不思議そうに首を傾げた。 「いえ。」 「…ねぇ。」 「はい。」 「…刺激、欲しい?」 「…そうですね、欲しいです。」 「じゃあさ、俺と寝てみる?」 目を細め、またあの色気のある声で囁かれる。 「…俺でよければ。」
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