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「あぁ、そういえばクラスに転校生が来たんですけど。」
「理事長の甥っ子ね…。」
「そうなんですか?あいつはうるさすぎる…。刺激にもなんないです。平和な俺の世界を壊す邪魔者…。」
「邪魔って、すごい言われよう…。」
クスリと笑った顔は、何処かの王子様のように綺麗だった。
「会えば解りますよ。」
「ちょっと楽しみだなぁ…。なんか俺の顔についてる?」
先輩の笑顔に見惚れていると、不思議そうに首を傾げた。
「いえ。」
「…ねぇ。」
「はい。」
「…刺激、欲しい?」
「…そうですね、欲しいです。」
「じゃあさ、俺と寝てみる?」
目を細め、またあの色気のある声で囁かれる。
「…俺でよければ。」
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