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「ほーら、すぐ嘘だとばれた。
名前はキリ子と寺の住職の娘で私のこといじめるのよ。」
「何、寺の住職の娘でキリ子、もしかして福島の方か。」
「どうして知ってるの。」
「大学の教授で隅先生っていてな。
俺たちの大先輩だ、先生の親父が檀家の総代で先生はそのキリ子の名付け親だ。」
その会話を涼子には筒抜けだとは熊の助は気付いていない。
「そうだんだ。」
「他に誰もいないのか、留吉にでもさせろ。」
「駄目よ、明日は休み店の仲間やお客さんが帰った後に大掃除だから。
そうそう、明日は小次郎さんにも手伝って貰おう。」
「何小次郎、なんで小次郎がいるんだ。」
「今日はみんなで遊びに来てくれたの。」
「遊びなんていい,ご身分だな。」
「どうする。」
「どのような段取りだ。」
「キリ子が着いたら連絡入れる、その時に連絡入れる。」
「わかった、待ってる。」
「それじゃ明日。」
電話を切る、熊の助は。
「余計な口約束して😵💧
「いいのよ、そのキリ子さんってそのまま寺に連れ戻せばいいのよ。」
涼子はそれでないと何が起きるか予想がついていた。」
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