告発①

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早瀬が初めに勘違いしたように 洋一は冷たいわけじゃなく その証拠に仕事が忙しい合間を抜い百合子の元へ駆け付け、ほんの少しの時間でもたとえ会話出来なくてもベッドの傍らに座り、ずっと百合子を見ていたと百合子の母親が話してくれた。 そんな大変さも洋一は周りには一切見せなかった。 笑顔で対談し握手を交わし 百合子の望み通り仕事をこなしていたのだ。 「………」 また早瀬は胸が詰まり言葉がなかった。
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