プロローグ

2/7
前へ
/72ページ
次へ
 花開く季節  風が薫る  素肌に優しい光が降り注いでゆく。太陽が今日も眩しく輝いている  当たり前のことが新鮮になるほど僕は長いこと病室にいた  だから些細なことでも全てが新鮮に感じられるんだ  空を突き刺す様な光  花の香りを運ぶ風  木々の優しい若葉の色
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加