プロローグ

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 悪意ないのは解ってても撮られ続けるのは辛い…苛立ちを抑えられずに僕は睨みつけてしまう  誰でも良いんだ。少しだけの気配りで救急車を呼んで欲しい、その一心で知らず知らず叫んでいたかもしれない 「…ごめん」  撮っていた1人がスマフォを操作して通話するのを聞いて、僕の苛立ち少し和らいでゆく  意識のない女の子に手で頭を押さえているけど血の生々しい感触が広がって苛立ちの代わりに焦りが支配する
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