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「そんな、の……!」
無理、とは言えなかった。
だって、それ以上言う前に、
彼の舌が口の中に飛び込んで来たんだもん。
次の瞬間には、
背中がベッドに吸い込まれて、
上から剛健なお体が。
ズルい、ズルいよ。
一見、優男風で華奢そうなのに、
鋼のような筋肉が、
シャツの下から出てくるなんて。
あぁ、美しいシックスパック……
ま、眩しすぎる……!
「おや、考え事とは余裕ですね。
たっぷり弄っておいたと思ったのに。
僕もまだまだ甘いようです。
……さらに気合いを入れて愛させて頂きますから、
覚悟してくださいね?」
とろけるような笑みを浮かべて、
末恐ろしい宣言をした慎一は、
溺れ死にそうな口付けを繰り返し、
再び麻衣を翻弄しはじめたのだった。
...fin...
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