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明「何だよ…」
爺さん「…とりあえず、道場に来なさい」
明「チェっ」
……
道場の中は思ったより広く
綺麗だった。
爺さん「明君といったね。」
明「あ、はい」
雄郎「わしは雄郎じゃ。」
明「雄郎さん…ですか。よろしくです。」
雄郎「突然じゃが、明君は天使と悪魔を
信じるかい?」
明「…え? そんなものいるわけないじゃないですか。それより、ここは何の道場何ですか?」
雄郎「ここはその悪魔の支配下にある道場じゃ。」
明「…ふざけてるんですか?」
雄郎「話は長くなるが。明君は悪魔と天使、どちらが正しいと思う?」
明「天使です。」
雄郎「なぜじゃ?」
明「良い役のイメージがあるから。」
雄郎「じゃろ?」
明「えっ?」
雄郎「良いイメージに沿った天使は
極一部じゃ。逆に悪いイメージの悪魔は
良いイメージの天使の敵だと言うだけで
悪いイメージをつけられてしまっている。
そこでワシらの仕事は、その悪魔の力を使い、悪魔のイメージを変える事が仕事なんじゃ。」
明「…」
雄郎「そこで君には悪魔軍15隊
隊長をヤってもらう。」
明「え?え?」
そこで雄郎は何も言わず、明の左手を取ると
手首に卍のマークを筆で書いた。
不思議とそのマークは消えず
こすってもこすっても消えなかった。
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