To Love Mail

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「いや、え、と、あの、そう!赤司の元気になった顔見れて良かったってこと、あははっ!」 降旗の見え見えな嘘に赤司は愛しくなり、柔らかく微笑んだ。 そんな赤司の笑みに降旗は息を詰まらせた。 赤司は手を近づけ、そっと降旗の髪をすくように撫でながら口を開いた。 「本当に、すまない。君を心配させて、傷つけて。僕は恋人失格だね。」 「…っ、そんなこと、ないっ!」 降旗は赤司の言葉を大声で否定した。 突然の叫び声に赤司は目を丸くした。 「…ごめん。突然叫んで。でも、そんなことないから。恋人失格だなんて、言わないで…。」 降旗は悲しそうな声で言い、赤司を見つめた。 赤司もまた見つめ返し、ああ、と返事をするように微笑んだ。 「…オレ」 降旗が何かを言おうとしたことを察して、うん、と赤司は頷いた。 「黒子から電話が来たとき、何でって思ったんだ。」 ────── あの時 黒子から電話がかかってくるなんて珍しいなんて思いながら、電話をとった。 『先程メールが来たのですが、赤司くんの具合が悪いそうなんです。』 「…え?」 『そのメールなんですが…』 プツ、と思わず切ってしまった電話を見つめてぎゅっと握りしめた。 何で、黒子に? 何で、オレじゃないの? オレじゃ ──────
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