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本棚に追加おかしい……。
吉川さんが、いつもより格好良く見える。
そして、彼の隣にいる自分が信じられないと思いつつも、こそばゆくて何故か嬉しい。
外灯やコンビニの光が彼の横顔を照らすたびに、その陰影に目を奪われる。
結局、私は顔は正面を向きつつも、横目でしっかりと吉川さんを見つめていた。
「クリーニングから返ってきたら……」
流れるように綺麗な所作でハンドルを操作しながら、静かな口調で語りかけてくる吉川さん。
「改めて、あのワンピースを着て見せてくださいね」
チラッとこちらを見て、薄く笑いながらそう言う吉川さんに、私は、
「はっ、はいっ」
と、背筋を伸ばし、勢いよく返事をした。
予想以上に嬉しかったその言葉に、私は手遊びしている自分の指を見ながら、ムフフと、自分でも気持ち悪い含み笑いをした。

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