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「なら、交際する予定って、なんで……」
城田さんは、不敵で美しい笑顔を私に向ける。
「提案したの。
そんな理由で断られるなんて到底納得できないから、私をもっと知って欲しいって。
じゃなきゃ、叔父様に何を言っちゃうか分からないし、顧問契約にも響きかねないわよって」
「……っ」
絶句。
開いた口が塞がらない、という言葉を、身をもって表してしまった。
何をおっしゃっているんですか？城田さん。
それって、提案じゃなくて、脅迫じゃ……。
「叔父様も協力してくださって、吉川さんに私を薦めてくれたわ。
それから、何度かプライベートで会うようになって」
何にも悪びれた様子もなく話す城田さんに、私は正直ぞっとする。
この人、プライドがあるのか無いのか分からない。
……常軌を逸している。
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