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「さぁ？
でも忠告はしたよ？
二の足踏んでたら後の祭りになるよ、って」
「……」
「なに怖い顔してんの？自業自得でしょ？
こんな公の場の片隅で暴走するくらいなら、素直になってりゃよかったものを」
「魔が差しただけだ」
「……」
斜め上へ視線を移しながら、鼻でため息を吐いた高迫は、
「魔が差しただけの男が、そんな顔するかよ。
ま、俺的にはいいもの見れたからよかったけど」
と、呆れ半分ながら、やはり楽しそうに笑いながら言った。
「んー、でも、俺の予想ではあの二人は」
「もうこの話はいい」
なおも続けようとする高迫の言葉を遮断し、俺は足を宴会場の方へ向けた。
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