番外編① 前編

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「おはよ」 「……」 え? 目が覚めて、朝の眩しい光とともに私を覗き込んできた顔に絶句する。 「眉間にシワ寄ってたけど、なんか嫌な夢でも見てた?」 クスクス笑いながら、枕の上で、さらに自分の腕を枕にして横向きでこちらを見ている高迫さん。 「!!」 瞬時に部屋を見渡すと、知らない部屋。 次いで布団の中の自分の姿をチェックすると、水色のストライプの大きいシャツを羽織っているだけ。 ちなみに下着は下はつけているけれど、上はノーブ……。 「しました!?」 「ぶっ」 吹き出した高迫さんは、薄手でVネックのネイビーのロンT姿で上半身を起こし、 「まさか覚えてないの?昨夜のこと」 と、意味深な顔で聞いてくる。
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