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「おはよ」
「……」
え?
目が覚めて、朝の眩しい光とともに私を覗き込んできた顔に絶句する。
「眉間にシワ寄ってたけど、なんか嫌な夢でも見てた?」
クスクス笑いながら、枕の上で、さらに自分の腕を枕にして横向きでこちらを見ている高迫さん。
「!!」
瞬時に部屋を見渡すと、知らない部屋。
次いで布団の中の自分の姿をチェックすると、水色のストライプの大きいシャツを羽織っているだけ。
ちなみに下着は下はつけているけれど、上はノーブ……。
「しました!?」
「ぶっ」
吹き出した高迫さんは、薄手でVネックのネイビーのロンT姿で上半身を起こし、
「まさか覚えてないの?昨夜のこと」
と、意味深な顔で聞いてくる。
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