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シルビアと5人の男は路地裏にいた。
「ここでどうかしら?」
「お、何だ、その気になってんじゃん。誰からやる?」
「俺~。最初に目を付けたの俺だからな。」
そう言って男がシルビアの頬に手を添える。
キスをしようと顔を近づけるが……
「ねえ、なに勘違いしてるの?」
「あ?やる気あるんだろ?」
「あるわよ。やる気はやる気でも━━こっちの方よ!」
目の前の男が吹き飛んだ。
ザッと後退る4人の男。
倒れた男に向かって彼女が怒鳴る。
「あんたのせいでオレンジが落ちたのよ!彼が食べられなかったじゃないの!」
呆然とする男達。
彼女はその中の一人を睨みつける。
ビクッとする男。
「誰がへなちょこですって!?彼の悪口は絶対許さない!」
一瞬で間合いを詰めた彼女が蹴りをお見舞いする。
蹴られた男は飛んで行った。
「あんた達はどうするの!?一緒に殴られたい!?」
「え、遠慮する!」
慌てて逃げて行く三人。
ふぅ、と一息つくシルビア。
そこへシャスタが駆けつける。
「どうして逃がしたんです!?彼らが嫌がらせの張本人なんですよ!?」
「えっ!?そうだったの!?」
「知らなかったんですか?まあ、二人残ってますから良いですけど……。」
言いながら気絶している男達を縛り上げた。
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