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「おはようございます。良い朝ですね。」
にっこり笑って声を掛ける。
有名人に声を掛けられた女性達は真っ赤になっていた。
「お、おはようございます。あの、奥様はご一緒じゃないんですか?」
「もちろん一緒ですよ。今は車の方に行っていますけど。」
と、ドゥンが駐車場に向かって歩き出した。
「シヴァ神さま、ドゥンが行っちゃいますよ?」
「え?ドゥン、どうしたんです?」
戸惑うシャスタのコムリンクに呼び出し音が鳴る。
「シルビア、ドゥンを呼びました?」
〔ええ、朝食が出来たの。あ、彼女達も招待するわ。コーヒーとサンドイッチで良ければだけど。〕
「だそうですが、いかがです?」
「え?そんな、お邪魔でしょ?」
〔いいえ、賑やかな方が良いのよ。良かったらどうぞ。〕
それならばと三人の女性がお供する。
「車って大型トレーラーだったんですか……。」
「はは、移動FLAGなんですよ。さ、どうぞ。」
タラップから中へと招待する。
ナイト2000の横を通り、リビングキッチンへ。
「いらっしゃい。迷惑じゃなかったかしら。」
人数分のコーヒーを用意してシルビアが出迎えた。
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