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「迷惑だなんてとんでもない。お二人に招待されるなんて光栄です。」
「あの、どうして三人って分かったんですか?」
テーブルの上の5つのコーヒーカップを見て女性が尋ねる。
「あ、ごめんなさい。ドゥンを呼ぶ時に貴女達の声が聞こえたから、ついカメラで見ちゃったの。」
「そんなこと言って。本当は浮気の心配でもしてたんじゃないですか?」
ニッと笑ってシャスタがからかう。
「そんな心配しないわよ。信じてるもの。」
ふふっと笑う。
あれ以来一度も疑った事はない。
「あ、でも本当はカメラで見てたのよね、貴方のトレーニング姿。相変わらず技のキレは抜群ね。」
「うわ、こっそり型のチェックですか?手を抜けませんね。」
「やだ、違うわよ。貴方を見ていたかっただけ。一人で寂しかったから……。」
それを聞いた女性達がくすくす笑う。
「本当にラブラブなんですね。片時も離れたくないってやつですか?」
「あ、違うのよ?まだ二人きりの生活に慣れてなくて……。」
「え~、新婚だったら喜んじゃう生活じゃない?」
一般の新婚ならそうだろうが、シャスタとシルビアはちょっと違う。
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