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「シャスタ?何でそんな事を考えてたの?」
「何でって、貴女が愛しいからですけど?今一番愛しているハウエルとこうしてデートを」
「違うでしょ?これはデートじゃなくて任務よ?」
「あ、そうです……けど……。あの、何かおかしいですか……?」
「おかしいわよ。貴方が任務中に」
「お待たせしました。フルーツパフェとアイスティーです。」
頼んでいた品が置かれ、会話を中断した。
「ごゆっくりどうぞ。」
にっこり微笑み、娘がカウンターに戻る。
そうだ、今は任務中。
シャスタの件は後回しだ。
シルビアはかぶりを振り、任務に戻った。
「良い雰囲気のお店よね。」
「え?あ、そうですね。」
話題を変えられ戸惑うシャスタだが、こちらも任務を思い出し真顔に戻る。
「嫌がらせって言ってたけど、何するのかしら。」
普通に賑わっている為、見当もつかない。
「まあ、しばらく様子を見てみましょう。ほら、早く食べないと溶けますよ。」
「あ、うん。えへ、実は4年ぶりなのよね~。」
目の前のパフェに笑顔を見せる。
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