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律子は、そんな悠司を冷めた目で見ていた。
確かに、今まで会ったことのないタイプの人だな…と思ったが、恋愛をする気がなかった私にとっては、お節介としか感じなかった…。
孝哉は、それでも引き下がらずこの人のことを色々と説明してくる。
はあ……とため息をつくしかなかった…。
悠司は、彼女の全部が知りたくなった。
孝哉の幼なじみなのはわかったが、どんな家に住むのか、家族や友達、育ってきた環境…。様々なことが気になってきた。
結局…彼女とまともに話すことは出来なかったけど…これで少しでも俺のことが、印象に残ってくれれば…いい。
この日、悠司の心に独占欲が芽生えた。
孝哉とは違い、1日でも早く交際まで行きたいという想いが高まったのだった。
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