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「晃二…ずっと好きだったけど俺が気持ちを言わなかったのは
いつか晃二が俺をあきらめて
かわいい恋人を作るんじゃないかと思っていたからなんだ」
「義兄さんは…僕が義兄さんを好きだってこと
知っていたんですね」
「俺が帰る時にいつも置き去りにされる犬みたいな目をしてて
俺がどんなに後ろ髪を引かれた事か」
なんて事だ…
知らなかったけど
僕たちは両思いだったのか
「しかしなあ…
ゆうべはびっくりしたよ
まさか晃二に寝込みを襲われるなんて
思ってもいなかったからな」
僕の頭をくしゃりと撫でてから
ああそうだ思い出したと
僕を引っ張って立ち上がらせた
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