第1話

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「晃二…ずっと好きだったけど俺が気持ちを言わなかったのは いつか晃二が俺をあきらめて かわいい恋人を作るんじゃないかと思っていたからなんだ」 「義兄さんは…僕が義兄さんを好きだってこと 知っていたんですね」 「俺が帰る時にいつも置き去りにされる犬みたいな目をしてて 俺がどんなに後ろ髪を引かれた事か」 なんて事だ… 知らなかったけど 僕たちは両思いだったのか 「しかしなあ… ゆうべはびっくりしたよ まさか晃二に寝込みを襲われるなんて 思ってもいなかったからな」 僕の頭をくしゃりと撫でてから ああそうだ思い出したと 僕を引っ張って立ち上がらせた
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