第4話

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「先生、今日のお詫びに紅茶でもいかがです?セイロンティーを淹れたの。少し冷めてしまったかもしれないけれど、僕の淹れる紅茶美味しいって評判なんだ」 ノアはいっそう甘い口調で キャンドルの灯るテーブルへと僕を誘った。 仄明かりに照らされた彼は 妖しくも美しく 危険な魅力に満ちていた。 「遠慮しておくよ」 だからむしろ 僕は首を横に振った。
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