風紀委員3人に囲まれてるなんて、どんなけ鉄壁なんですかっ!

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 訝しむ彼女に、明日菜は当然と言う顔で答えた。 「風紀委員ですからね。この学校の生徒の大半は知っていますよ。……ってのは冗談で、サトリさんは陸上部の短距離走のエースですもんね。前に偶然見かけて……」 「冗談かよ」  話に突っ込んだ柘榴に一瞥すると、明日菜は彼女に尋ねた。 「今の男、誰だか知ってますか?」 「ごめんなさい。はじめてみた人でしたわ。制服はうちの学校の見たいでしたけど……もし同じ学年でも他のクラスの男子までは分からないですし……」  明日菜は頷いて答えた。 「そうですよね。ありがとうございました。一人で帰れますか?」 「ええ。走って帰ります」  そう言った彼女は、にこりと笑顔を作ると走り去って行った。
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