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「…私のほうこそ、ごめんなさい。
私、昔、バスケと私、どっちが大切なの?ってダダこねて、よく先輩のこと、困らせたよね?
あんなことしなければ、私のこと、もっと追いかけてくれたのかな?って今も後悔してる…」
爪を噛むような仕草が、愛しい、と思う。
「そんなこと、あったっけ…」
「もう、先輩、意地悪…
少しは私の事…!」
竹下が俺の胸に飛び込んできた。
サツキとは違う種類のいい匂いがする。
青春の思い出を塗り替えるように、俺は竹下を抱きしめ、唇を重ねた。
身長差があるから、竹下は俺のスーツの背中に爪を立てるようにして縋りついてきた。
そこから先の彼女は、大胆だった。
俺の唇ごと吸い尽くすように大きく開け、口の中に生温かい舌をねじ込んできた。
男の舌を探し求めて、自分のそれを器用にくねらすやり方に俺は驚いた。
ウブな感じなのに、いきなりそんなキスをするなんて…これも時の流れかな。
弾力のある2つの塊が、俺の身体にグイグイと押し付けらる。
身体は細いのに竹下の胸は、ものすごく豊満だった。
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