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ルビーみたいな綺麗な星を眺めた後、私達はキスをかわした。
私にとっては、初めてのキス。
そして、生涯で1度きりのキス。
それから、城島君は、服の上から私の胸に少しだけ触れた。
私が、『まだイヤ』と言ったら、城島君は『ごめんね』と謝ってすぐやめた。
それも最初で最後。
私の胸は小さいから、恥ずかしかっただけ。本当は嫌じゃなかったのに。
もっとあなたを感じたかったのに…
私の中で城島君は17歳のままだ。
「マナミ、オリオン座のベテルギウス星、超新星爆発を起こしていて、実際は、消滅したのかもしれないんだ」
「星が、爆発?そんなことあるの?」
「寿命さ。星にもあるんだ。
地球からは640光年離れているから、実際はよく分からないけれど、今見えたとしても、それは残像なのかもしれないね」
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