9歳になった少年少女。

3/4
前へ
/29ページ
次へ
ザザッ、と兵隊の格好をした氷界兵が並んだ。 一体何なんだ・・・? 「りゅ、嶐憂くん!!」 ガバッとルナが俺に覆いかぶさる。 「ルナ、無駄な抵抗はよしなさい」 「あっ、待って!おとうさ・・・」 「うおっ!?」 両腕がきつく閉ざされる。 氷界兵に掴まれた。 くそっ・・・なんて力だ! 「勝手に氷界に入ってきた少年に罰を与える」 手を高らかに上げ、宣言する。 罰・・・?まさか、死・・・。 「やだ待って!お父様っ、お父様!!」 「だめだルナ。奴は龍界の者。1年も見つからないなんて・・・しくじった」
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加