迷った先は氷界のお城だった。

3/10
前へ
/29ページ
次へ
「あの!」 また一人。 「龍界の行き方をー…」 無 視 さ れ る 。 やばい…肉体的ダメージもだが精神的にもきついぞ…。 あぁ、兄貴…俺はいつ帰れるんだ…。 こんにちはからこんばんわまでの間、道を教えてくれた方はゼロでした。 いや、集計してる場合じゃねーよ…。 「マジでどうすれば…」 不意に前を見る。 …人数が増えてる…しかも、屋台が出てる…? もっと遠くを見ると、城らしき建物が見えた。 「でっけー城…登ってみてーな」 飴をなめながら俺は能天気に言った。    * 「…っふう」 城の門も開いてなかったし…。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加