迷った先は氷界のお城だった。

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でもすごい赤くなってる…私こんな力強かったっけ… 「あ、そうそうお前さ龍界の行き方知ってる?」 「え」 龍界…聞いたことある国だけど行き方は知らないんだよね。 「ごめんね、私知らないんだ…」 「そうか…じゃあまたほかの人に聞くか」 嶐憂くんは私の部屋を出ていこうとする。 えっ、そこから出ていったら…。 使用人さんにみつかっちゃう! 「ま、ままま待って!」 「ん?」 お城の人たちに龍界(よそのもの)の子がいるって言ったら… 悪い時で処刑なのに…! 「ね、ねえ。氷界に入るときちゃんと門から入った?」 「門?あぁ、なんか人がいたから怖いなって思って遠回りしたけど」 やっぱり…。 門から入らないと了承得られないから! ていうかお城に入ったなんて…もうおしまいだよ…。 「しばらくの間ここにいていいよ」
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