迷った先は氷界のお城だった。

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嶐憂くんはキョトンとした顔になる。 そうだよね…お城に住むなんて…。 「ま、まじか!食べるもんなくて困ってたんだよ!」 「う、うん…」 今日から嶐憂くんがお城に住むことになりました。 嶐憂編 「嶐憂くん、お菓子持ってきたよ~」 「お、さんきゅー!」 お菓子を手にいっぱい持ったルナは満面の笑み。 その笑顔に少しだけグッと来てしまった。 「食料倉庫みたらいっぱい余ってたから…こんなに持ってきちゃった!」 このお城はどうなっているんだ…。 こんなたくさんの食料…夢みたいだ! うちは貧乏だから腹いっぱい食ったことねえんだよな…。 「ほらほら、食べて!」 相変わらず笑顔のルナ。 くそ、かわいいじゃないか。 「お、おう…いただきます」
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