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まだ一応冬なので、こういう温かいものはかなり嬉しい。
『あたし食べたい!!』
せっかくのコーヒーが冷めちゃうじゃないか。
『じゃあ今飲んで』
まあいいか。と僕は公園に向かいながらコーヒーを飲む。苦いがそれがいい。
『あれ、あたしに紅茶は?』
ない。
『え……まあいっか』
元々僕が食べる用に買ったんだし。僕が食べても鈴のお腹は満たされるからね。
「ふう。ごちそうさま」
ちょうど公園に着いたくらいで飲み終えたので、鈴と変わることにする。
「不審者には気をつけてよ」
『分かってるよ』
視界がだんだんぼやける。肉まん食べたかったな。
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