第一章 転校生は王道か

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そして現在放課後。結局、今まで一切会話しなかった転校生と話さなければいけない。 しかも同室。俺の平穏は終わったも同然である。俺は傍観者でいたかっただけなんだ!! ……そういえば食堂イベントやってなくね? それは一先ず置いておき、寮までの案内を糞ホストに頼まれているので仕方なく転校生に声を掛ける。 「えーと、転校生君?寮まで案内すr」 「おい!転校生って呼ぶなよな!明だ!!お前名前は?」 うるさっ!至近距離でこの声量とかありえない。 「あ、えーと、同室の長谷部 太一です……はい。」 今非常にあの時の宏文の気持ちがよーく分かる。そら顔引きつるわ…… 「あんまり気安く明にまとわりついてんじゃねーよ!」 「明、こいつ変態だから気を付けるんだよ。」 と一匹狼君と爽やか君。俺の扱いひでぇわww……泣いてないもん。 寮まで案内する、と言えば爽やか君こと池田と、一匹狼こと早乙女(笑)が付いて行くとか何とか言っていたが「芳樹!爽一!また明日な!」という転校生の空気を読んだとも読まないとも言えない(寧ろ聞いてない?)一言で2人はしぶしぶ去った。ふはっ!ざまぁwww
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